いくつになっても、誕生日を祝ってもらうというのは嬉しいもの。特に「長寿」と言われる80代、90代になると、1年1年がとても尊く感じられ、祝ってもらえる嬉しさもひとしおだと思います。

80歳以上の長寿のお祝いには、「傘寿（さんじゅ）」「米寿（べいじゅ）」「卒寿（そつじゅ）」「白寿（はくじゅ）」「百寿（ももじゅ）」などがあります。傘寿は80歳のお祝いで、「傘」の略字が「八十」と読めることに由来しています。

米寿は88歳になった時のお祝いです。こちらは、「米」の字を崩すと「八十八」になることに由来しています。末広がりで演技の良い「八」が重なる年であること、また「米」が豊穣を示すことから、「実りの多い年になるよう」という意味も込められています。

90歳のお祝いである卒寿は、「卒」の略字が「九十」と読めることに由来します。白寿は99歳のお祝いです。「百」の字から「一」を取ると白になることに由来し、「もう100歳は目の前」ということを改めてお祝いします。そして、100歳を迎えると、百寿としてお祝いします。今でこそ100歳を超える方も珍しくなくなってきましたが、昔は、100歳を迎えるというのは大変なことでした。地域によっては、家族だけでなく、町を挙げてお祝いすることもあったそうですよ。

長寿のお祝いには、心に残るものを贈りましょう

「長寿」と言われるお年を迎えた方のお誕生日は、その方の好きな食べ物を用意したり、プレゼントを贈ったりしてお祝いしましょう。プレゼントには、その方らしいものを贈るのがおすすめです。お花や趣味の道具、お酒など、趣向に合ったものがよく選ばれます。

また、上記でご紹介した長寿のお祝いの中には、決まった「色」を用いるものもあります。「傘寿」や「米寿」は黄や金茶、「卒寿」「白寿」「百寿」は白がお祝いの色として使われます。こうしたことから、お祝いの色のスカーフやカーディガンなどを贈るのも良いですよ。長寿の節目を迎える度に、縁起の良い色のものが増えていくというのも素敵ですよね。

そのほか、プロの作家に描いてもらう似顔絵なども人気です。似顔絵は写真と違い、作家の個性が表れるので、より印象的な姿を残すことができます。おすすめは「WORLD1」という似顔絵サービス。個性豊かな作風の作家さんが多数所属しており、モデルの方の魅力を引き出す似顔絵を描いてくれます。作風から依頼する作家さんを選ぶことができるので、「コミカルに描いてほしい」「優しい雰囲気の絵にしてほしい」など、希望通りの似顔絵を描いてもらうことができますよ。朗らかな笑顔の似顔絵は、心に残る素敵なプレゼントになること間違いなしです。

家族や知人、友人など、たくさんの人に囲まれてお祝いしてもらう誕生日は、特別なものとなるはず。最近ではWEBを通してお互いの顔を見ながら話をできるサービスも色々あります。そのようなサービスを利用すれば、離れたところに住んでいたとしても、みんなで長寿のお祝いができますね。長寿のお祝いの際には、ぜひみなさんで素敵な時間を作ってあげてくださいね。